社内対抗イベント「IDOM CUP」MVP受賞店舗に聞く、華々しい壇上に立つまでの道のり
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- 菅井 靖彦
- 役職・職位:穴川インター店 ストアマネージャー
担当業務:店舗責任者として業績管理、スタッフの人財育成 など
前職の経歴:金融業界の営業
2012年 中途入社
新卒で金融企業に勤めたのちIDOMへ転職。その後20代でストアマネージャー(店舗責任者)を担っていた菅井さん。IDOMへ入社後は営業スタッフとして原場を経験した後、管理職ライセンステストに合格。2024年5月から同店のストアマネージャーを務めています。穴川インター店は、年2回開催される、全国の成績優秀者を表彰するIDOM CUPにおいて複数の受賞歴を持ち、MVP賞を過去2回獲得するという他店にはない快挙も果たしてきました。その華やかな経歴に至るまでの苦労や、仲間とともに目指すIDOM CUPの魅力、受賞で得られるものとは何かを聞きました。
社内随一のビッグイベントで連続受賞の快挙、その「秘訣」とは
「IDOM CUP」とは、年2回実施される社内随一のビッグイベントです。店舗、個人対抗で期間内の営業成績とお客様満足度にて競い合います。私がスタッフの際に穴川インター店は5年連続で目標を達成し、何度もIDOM CUP表彰の壇上に上がりました。MVP賞も過去2回受賞しており、これは他店にはない快挙です。
限られた期間の中で成績を競うため、開催期間の数カ月前から達成を見据えて行動しますが、販売することに必死になってプレッシャーを抱えると、お客様視点に欠けてしまいご成約に至らないことが多くあります。当時の上司とは「達成のプレッシャーを抱えるのは管理職の私だけにしよう」と話し合いました。我々が毎月確実に売上を積み上げる姿を見せることで、メンバーの士気を高め、「全員で絶対に達成するんだ!」と意欲高く活躍してほしかったんです。
また、IDOM CUPは営業実績だけでなくお客様満足度が評価の対象になります。お客様満足ありきの成果を出すことが私のポリシーでもあったので、所属メンバーにもお客様と向き合い、成果を出してほしい。実際に、そのような環境が作れたからこそのMVP受賞だったと考えています。
焦りや苦しさを乗り越え、仲間とともに勝ち取ってきた華々しい壇上
当店の強みは、それぞれメンバーが自ら考えて行動し、「自分がチームを引っ張るんだ」という主体的な気持ちを持って仕事に取り組んでいるところです。連続受賞によって他店からは「あの穴川インター店だ」と知られた存在となっていることもあり、一人ひとりが自覚やプライドを持っていることも理由だと思います。むしろ、その熱意がなければ連続受賞し続けることはできません。
もちろん、思うように成績が伸びないことも多々あります。メンバーには「横見ず、下見ず」とよく伝えてきました。誰かと比較して、自分のできないことの不満や苦しさなど内々での視点で物事を捉えていると、自発的に行動できなくなってしまう。モチベーションが上がるように、自分より熱意がある人と話そうと伝えていました。実際に私も営業スタッフだった頃、IDOM CUPが始まって2週間経っても個人成績が伸びない状況を経験しました。追い詰められそうな時、当時のストアマネージャーの「基本に立ち返って商談してみては」というアドバイスに沿ってお客様へのご提案方法を見直したところ、翌月には目標の売上を達成。苦しさを経験したからこそ、IDOM CUPの華々しい壇上に上がれた時には「よし、やったぞ!」と思えたものです。
仲間とIDOM CUP表彰の壇上に上がる瞬間は、やはり格別です。営業店舗として「成果(=お客様からの満足)を出してなんぼ」という気持ちがあるので、個人として成績を達成することも嬉しいのですが、店舗の仲間とともに受賞することはまた違った重みがあると感じます。仲間がいたからこそ、今の自分がいると気づける瞬間ですし、素直に周りの人へ感謝ができる。IDOM CUPがあるからこそ仲間と一丸になることができ、人としても成長できたのだと感じています。
自らの熱意を伝えることで、チームは動く。これからも目指すのは圧倒的一位
IDOM CUPの壇上に上がることは、全社に自分の顔と名前を知ってもらえる機会でもあります。「また穴川インター店の菅井さんだ」と表彰の場で他店のスタッフから声をかけられることもあるんです。今後のキャリアを積んでいく上でも一目置かれる存在になることにはメリットがあると思います。
私たちは連続受賞という成果をあげることができましたが、もちろん毎年チームの士気が最初から揃っていた訳ではありませんし、メンバーに強制的にIDOM CUPを目指させることもしていません。その代わり、ストアマネージャーや私自身がIDOM CUPへ挑む覚悟や熱意を日々発信し続けるようにしてきました。「この人達は本当に頂点を目指したいんだ」という思いが伝われば、自ずとチームのモチベーションも上がっていくはずです。
私が初めて穴川インター店のストアマネージャーを務める今年、改めて秋のIDOM CUPを見据えています。連続達成し続けている店舗だからこそ、正直プレッシャーも大きいです。しかし、過去一位を取っているからには、誰にも譲る気はないという気持ちで今年も仲間とIDOM CUPに臨みます。